水中メガネ越しに眺める川の世界。
泳ぎ回る魚を見つけては胸を高鳴らせ、獲物を見失うまいと一生懸命追いかける川ガキたち。
そのうち眺めるだけでは飽き足らず、魚を捕まえることに好奇心が移りはじめる。
すると、水中を覗く姿が真剣そのものへと変わっていくから面白い。
川ガキは、魚を捕ってはじめて『立派な川ガキ』といえるかも。
しかし、最初から簡単に魚が捕れるはずはなく、それが大きな獲物となればなおさら難しい。
だからこそ、目の前を泳ぐ魚を簡単に捕まえることができれば、テレビの主人公のようなヒーローになれるのだ。
でも、捕れない。
魚だって必死なのだ。
水中メガネ、ヤス、タモ網は、川ガキに欠かすことのできない必須3点セット。

写真は徳島県を流れる海部川。


作品・ 12・ 3・ 456

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